酵素風呂は不衛生?! 酵素風呂の衛生面を徹底解説!
不特定多数の人が入浴する酵素風呂。酵素風呂の中では、大量の汗や老廃物を排出します。「酵素風呂は他人の汗や老廃物が入っていて、衛生面が心配……」「酵素風呂がどのように衛生面を保っているのか知りたい」という方向けに、本記事では酵素風呂の衛生面について、詳しくご紹介します!酵素風呂の衛生面はどのように保たれているのでしょうか。
気になる衛生面
酵素風呂は、おがくずや米ぬかを使用しています。温かいおがくずや米ぬかを身体にかけて、大量発汗を促します。そのおがくずや米ぬかは、毎回新しくしているのかと思いますが、実はそうではありません。他の人が入った後のおがくずや米ぬかには、汗や老廃物が入っていて不衛生なのでは?と思いますよね。それでは、気になる衛生面について見ていきましょう。
高温の酵素は雑菌が繁殖しない
酵素風呂の中は、60℃~80℃の高温に保たれています。雑菌が繁殖しやすい温度は20℃~40℃。それ以上の高温になると、雑菌は死滅します。この状態は、牛乳などの食品に用いられる低温殺菌と同じです。低温殺菌は、60℃以上を保つことで殺菌効果を得るというもの。酵素風呂は60℃以上の高温に保たれているため、雑菌は繁殖できないのです。反対に、酵素の温度が下がってしまうと、雑菌などが繁殖してしまいます。そうならないように、酵素風呂のスタッフさんは、毎日お手入れをして熱が下がらないようにしてくれています。ですので、安心して酵素風呂に入ることができますね。
保健所の許可
酵素風呂のお店は、公衆浴場法に従って営業しています。この公衆浴場法の許可を得るためには、保健所の立ち合いが必要です。保健所は、設備や衛生面を厳しくチェックします。許可を得るために申請しても、全てのお店に許可が下りるわけではありません。そのため、保健所の許可を得て営業しているお店であれば、衛生面の心配なく利用できるでしょう。
お店がしている工夫
お店によっては、独自に衛生面の工夫をしているところもあります。以下のような工夫があるようです。
- 窓や換気扇を設置して換気を徹底する
- こまめに酵素風呂を攪拌する
- 定期的におがくずや米ぬかを交換する
酵素風呂を攪拌すると、熱が均一になるため、より確実に殺菌効果が得られます。(撹拌とは、よくかき混ぜる・かき回すことを指します。)
このように衛生面に気をつかっているお店なら、さらに安心して酵素風呂を利用できるでしょう。
ホームページを確認してみよう
もし行きたいお店や通っているお店の衛生面が気になるようでしたら、ホームページを確認してみましょう。多くの酵素風呂のお店は、ホームページやブログで、衛生面の工夫について取りあげています。もしホームページが見つからない場合は、お店に直接問い合わせて、衛生面について聞いてみてもいいですね。
まとめ
酵素風呂の衛生面についてまとめました。酵素風呂は、それ自体に殺菌効果があり、雑菌が繁殖せず衛生的に問題はありません。その他にも、保健所の営業許可や、お店独自の工夫など、安心できる点がありました。衛生面で気になることがあった場合は、お店のホームページを見たり、直接問い合わせてみたりしてみてください。
ライター:よっと
美容が大好きで、化粧品への浪費が激しい。うつ病になり、健康の大切さと、自らの不健康さに気づく。美容と健康の観点から、その手の物に興味津々。肩こりが酷くマッサージに通う日々。