酵素風呂は冷え性の改善や、血流の滞りからくる肩こり・腰痛の緩和などに効果が期待できるため、温活の新習慣として注目されています。
ところが、いざ酵素浴をしてみたら湿疹やニキビができて驚いた、という経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、「酵素風呂が体に合わないかも…」と心配している方に向けて、酵素浴後の肌荒れの原因と、「好転反応」について解説していきます。
酵素浴後の発疹は細菌感染ではなくデトックスされている証拠
酵素風呂に入ってリラックスしたのもつかの間、当日や翌日に肌荒れや倦怠感などの不調を感じて「酵素風呂って自分の体に合わないかも」と思っていませんか?
ニキビや湿疹のようなものができることで「細菌感染したかも」と不安になる方もいるかもしれません。
ところが、これらは全部「好転反応」と言って、酵素浴によって体が老廃物をデトックス仕様としている証拠なのです。
酵素風呂の温度は細菌の生存ができない高温に保たれています。特に深部温度は約75℃以上あり、これはレジオネラ菌や大腸菌が生息できない温度です。また酵素風呂にはたくさんの酵素が含まれていますが、その中には殺菌作用がある酵素も含まれています。
そのため、酵素浴後に細菌感染によってニキビや湿疹ができる可能性は低いと言えます。
酵素浴後の好転反応ってどんな症状?みんな経験しているの?
「好転反応」とはどのような症状のことを指すのでしょうか?
酵素浴後に見られる好転反応としては
- ニキビ・湿疹
- 皮膚の赤み・かゆみ
- 下痢・便秘・吐き気など胃腸の不調
- 頭痛
- 関節痛
- 倦怠感
- 微熱
- まぶたの浮腫み
といった、症状が挙げられます。
症状の強さには個人差がありますが、これらの症状がみられるということは、酵素風呂によるデトックス効果が現れている証拠です。酵素浴後の好転反応は1日~1週間程度続き、体内の老廃物や毒素が多く溜まっている人ほど強く現れる傾向にあります。
酵素浴後の肌荒れ対策!酵素浴前後の対策と肌荒れしてしまったあとの対処法
酵素浴前後の肌荒れやそのほかの好転反応への対策としては、下記の3つのポイントをチェックしておいてください。
- 入浴前後は常温の水でたっぷり水分補給をする
- 入浴後に皮膚の赤み・かゆみが現れた場合はかかずに濡らしたタオルなどで冷やす
- 発疹・ニキビは無理につぶさず、敏感肌用のスキンケアでたっぷり保湿する
酵素浴は15分~30分程度の入浴で、ランニング後に匹敵する汗をかきます。
脱水症状が起こると、倦怠感や頭痛が強く表れることがあり、またお肌にもよくありません。
入浴前後はしっかりと水分を摂り、脱水症状が起きないよう気を付けましょう。入浴後に冷たい水を飲むと、せっかく温めた胃腸をまた冷やしてしまうことになるので、入浴前後の水分補給には「常温の水」がおすすめです。
発疹などができた場合は、濡れタオルや保冷剤で冷やすほか、敏感肌用のスキンケアを行い、肌に強い刺激を与えないように気を付けましょう。
まとめ
この記事では、酵素浴後に発疹や肌荒れが起きて不安を感じている方に向けて、
- 酵素浴後の肌荒れが細菌感染によるものではない理由
- 酵素浴後の好転反応の具体例
- 酵素浴前後の好転反応対策
といった内容について詳しく解説しました。
酵素浴後に肌荒れが起きるということは、酵素風呂によって体内の新陳代謝が促され、デトックスが進んでいる証拠とも言えます。
酵素浴を続けていくと、体内の老廃物や毒素がデトックスされ、皮膚のターンオーバーが促進されるとも言われています。
好転反応が現れた方は、自分の体や予定と相談しながら、ぜひ酵素浴を続けてみてくださいね。