酵素風呂と岩盤浴の違いとは?メリット・デメリットも比較
身体を温める「温活」でよく耳にする酵素風呂と岩盤浴。
両者の違いがよくわからない・どちらを選べばいいのか迷う……という方もいるのではないでしょうか?そこで本記事では、酵素風呂と岩盤浴の違いや、それぞれのメリット・デメリットを比較していきます。酵素風呂と岩盤浴との違いを知って、目的に合った施設を選べるようになりましょう!
酵素風呂と岩盤浴はどのようなもの?
そもそも、酵素風呂と岩盤浴はどのようなものなのか、簡単に見ていきます。
酵素風呂は、お湯ではなくおがくずや米ぬかで全身を温めるものです。おがくずや米ぬかは約70℃ほどになっており、全身をすっぽり覆うように入浴するため、身体の芯からじっくりと温めることができます。
岩盤浴は、40℃ほどの室温で湿度が高い部屋の中で、温められた石の上で横になることで身体を温めるもの。岩盤から発生する遠赤外線の効果で、身体を温めて汗をかくことができます。
このように、身体を温める方法や温度に違いがあります。
身体を温める方法
- 酵素風呂:おがくずや米ぬか
- 岩盤浴:岩盤
温度
- 酵素風呂:70℃
- 岩盤浴:40℃
酵素風呂と岩盤浴の違い
それでは、酵素風呂と岩盤浴の違いについて見ていきましょう。
汗の量・汗の状態・温まり方・美肌効果の得られる効果についてと、価格の違いについてを取りあげます。
1.汗の量
酵素風呂に15分入ると、マラソン2時間分ほどの汗をかきます。
岩盤浴では、入浴時に来ている服の色がかわるくらいの汗をかきます。
酵素風呂に入浴した時に出る汗の量は、岩盤浴の約7倍とのこと!
たくさん汗をかきたい場合は、酵素風呂がおすすめです。
2.汗の状態
酵素風呂では、サラサラな汗とベタベタな汗をどちらもかきます。
岩盤浴では、サラサラな汗が出ます。
サラサラ・ベタベタなどの汗の状態は、汗腺から出る汗か、皮脂腺から出る汗かで変わってきます。
激しい運動や暑い時などにかく汗は、汗腺から出るベタベタした汗。
酵素風呂や岩盤浴などでかく汗は、皮脂腺から出るサラサラした汗で、有害物質や毒素を排出することができます。
酵素風呂ではベタベタした汗もかきますが、酵素風呂でも岩盤浴でも、デトックス効果のあるサラサラした汗をかくことができます。
3.温まり方
酵素風呂と岩盤浴では、身体の温まり方が異なります。
酵素風呂は、おがくずや米ぬかで全身を覆うので、短時間で身体全体を温めることができます。皮膚の内側や臓器から温まります。
岩盤浴は、岩盤に身体が接している部分から身体を温めるもの。皮膚の表面を温めるので、身体の芯から温めるのは難しいです。
全身を覆って温める酵素風呂は、全身の毛穴から汗が出るため、岩盤浴よりもたくさん汗をかくことができます。
4.美肌効果
酵素風呂も岩盤浴も、汗をかくことで血流が良くなったり代謝が上がったりするため、美肌効果が期待できます。
さらに酵素風呂は、おがくずや米ぬかに混ぜこんである薬草の成分が全身に浸透するため、美肌効果が高まります。
5.価格
酵素風呂は3000円~4000円ほどかかり、岩盤浴は1000円ほどの価格で利用できます。
料金に差が生まれる原因のひとつは、施設のお手入れの難しさの違いにあります。岩盤浴も定期的な清掃は必要ですが、酵素風呂では、酵素の品質を維持するための管理が重要。酵素のお手入れを怠ると、質が落ちたり温度が下がってしまったりするため、手間がかかります。
また、岩盤浴は施設内で自由に過ごせますが、酵素風呂は利用者一人一人に酵素をかけなくてはならないため、人件費もかかります。そのため、価格に違いが生じるのです。
酵素風呂と岩盤浴のメリット・デメリットを比較
それぞれ特徴のある酵素風呂と岩盤浴。次は、メリットとデメリットを比較していきます。
酵素風呂のメリット
- たくさん汗をかきデトックスできる
- 身体の芯から温まることができる
- 美肌効果が期待できる
酵素風呂のデメリット
- 料金が高い
- 汗がひきにくい
岩盤浴のメリット
- 料金が安い
- 自分のペースで温まることができる
- デトックスできる
岩盤浴のデメリット
- 酵素風呂と比べて、デトックスや美肌効果が少ない
- 身体の芯から温まるのは難しい
このように、酵素風呂と岩盤浴どちらにもメリットとデメリットがあります。
メリット・デメリットを理解して、自分に合ったスタイルを探していきましょう。
まとめ
酵素風呂と岩盤浴の違いや、メリット・デメリットについてまとめました。
どちらも身体を温めるものですが、おがくずや米ぬかを使うのか、岩盤の熱を利用するのかで、身体の温め方が違います。それに伴って、料金にも違いがありました。
また、入浴することで得られる発汗効果や美肌効果は、酵素風呂の方が効果が高いということがわかりました。
得たい効果や価格などを考えて、目的に合った施設を選べるといいですね。
ライター:よっと
美容が大好きで、化粧品への浪費が激しい。うつ病になり、健康の大切さと、自らの不健康さに気づく。美容と健康の観点から、その手の物に興味津々。肩こりが酷くマッサージに通う日々。